この記事では、グリンチがクリスマスを嫌いな理由、グリンチの正体は何の生き物なのか、グリンチが緑の理由について調査しお伝えしています。
クリスマスに、緑の毛むくじゃらのグリンチを見かけたことがありますか?
グリンチは、2018年に公開された映画『グリンチ』の主人公で、クリスマスが嫌いなんですって!
みんなが楽しみにしているクリスマスが嫌いって、なぜでしょうね。
そもそも、緑の毛むくじゃらのグリンチって、何の生き物なのでしょうか?
グリンチは謎がいっぱい!
グリンチがクリスマスを嫌いなワケ、グリンチの正体、何の生き物なのか緑の理由についても調査しましたよ。
グリンチがクリスマスを嫌いな理由
グリンチがクリスマスを嫌いな理由は、グリンチの1人ぼっちな幼少時代の記憶が原因となるものでした。
この内容は、映画の前半にナレーションで説明されているものと重複します。
グリンチがクリスマスを嫌いな理由
グリンチはパパとママがおらず、家もない孤児で、1人ぼっちな幼少時代を過ごしています。
そんなグリンチの住む村は、クリスマスになると村中が盛大に装飾され、大にぎわいになります。
同年代の子ども達が笑顔で楽しそうに家族と過ごす様子、プレゼントやごちそうに囲まれて笑顔の様子を見て、さみしい思いをしてきました。
楽しいクリスマスの思い出なんてありません。
53歳のグリンチは、幼少期から毎年クリスマスの様子を見て、さみしい思いをしてきました。
子ども達の笑顔で自分の心が打ち砕かれるような気持ちになり、だんだん性格がひねくれていきます。
孤独でさみしい気持ちを思い出させるクリスマスだから、クリスマスが嫌いになってしまったんですね。
グリンチに共感できる気持ち
クリスマスの準備中です
— Iz / あいぢ (@iz_takako) December 3, 2022
赤い実がなるのは西洋ヒイラギ
これはヒイラギでした↓
うちの両親は仏教ガチ勢で、小さい頃からクリスマスがなく悲しい記憶があります
ケーキもツリーもプレゼントもない
グリンチの気持ちもわかります…
思い出しsad🏷
悲しい感情にラベルを貼って
ふーです😮💨🍃🍂🤗 pic.twitter.com/Tsee64dtwo
このように、グリンチのクリスマスが嫌いな気持ちに共感してしまう方、いませんか?
筆者は幼少の頃、わが家はキリスト教じゃないからという理由で、ごちそうもプレゼントもツリーも何もなく、さみしい思いをしていましたので、共感してしまいます。
日本でクリスマスと言えば、恋人や友達同士、家族で集まってクリスマスパーティをしたりプレゼント交換をしたりして、みんなで楽しく過ごすイメージで伝えられています。
街では一気にクリスマスムードになり、クリスマスの曲が流れ、街中が装飾され、テレビでもクリスマス報道が流れます。
友人には、クリスマスに何も計画していないと「なんで?」と聞かれたりします。
でも、みんながみんなパーティーをして過ごしているわけではありません。
1人でいつも通り過ごしている人、何もイベントがない人もいるんです!
夜のイルミネーションや「メリークリスマス」という言葉、街のにぎやかな様子に、普段通りに過ごしている人は、グリンチと同じように、さみしさや嫌味の感情を持ってしまってもしょうがないと思いました。
アニメのグリンチの感想
グリンチの素直でない性格は見てて面白く、クスっと笑ってしまいます。
そんなグリンチ、映画の最後にはクリスマスが嫌いではなくなっているのです。
53年間の孤独でさみしい思いが、一夜であっさりと心動かされる展開が、大人には少し物足りなく感じました。
子どもにはわかりやすいストーリー展開だと思いますが。
しかし、人のやさしさに初めて触れ、グリンチの心が温まる描写は心打たれました。
グリンチと同じようにクリスマスを1人で過ごそうと思っている人にはオススメしない映画ですね。
クリスマスが嫌いというところに共感できても、最後にはもっとさみしい思いをしてしまうかもしれません。
映像はとにかくきれいです。
この映画を観ると、クリスマスパーティーが楽しみになると思います!
我が娘は、はじめグリンチの緑色の姿をみて怖がっていましたが、ストーリーが進むにつれて、グリンチのことが好きになっていました。
そして、クリスマスが待ち遠しく、ワクワクした気持ちになっていましたよ。
アニメ版と実写版のグリンチはクリスマスが嫌いな理由が違う?
2000年にジム・キャリー主演の実写版映画が公開されています。
こちらの実写映画では、グリンチのクリスマスが嫌いな理由は、同級生からのイジメとされています。
他にも、アニメ版にはない面白さが実写版にはあり、大人向けとの声もありました。
また、実写版グリンチとアニメ版グリンチの見た目は同じですが、実写版では人類だと説明されています。
同じ人間とは思えないのですが、グリンチは人類なのでしょうか?
グリンチの正体や何の生き物か、緑の理由についても調査!
出典元:Twitter映画『グリンチ』公式アカウント
そもそもグリンチの正体は何でしょうね?
人類なのか、モンスターなのか、なぜ緑色なのか、調べてみましたよ。
グリンチの原作はアメリカの絵本
出典元:https://i.ebayimg.com
グリンチの原作は、1957年アメリカで出版されたドクター・スースの絵本『いじわるグリンチのクリスマス』です。
この絵本には、グリンチがクリスマスを盗む話が描かれており、クリスマスが嫌いな理由は描かれていないんです。
ドクター・スースさんは児童文学作家として有名な方で、多くの絵本を出版しています。
絵柄はどれも独特で、人種差別の描写があると指摘され、出版停止になる絵本もありました。
グリンチも、ドクター・スースさんの感性で個性的に描かれていることが考えられますね。
グリンチって何の生き物なの?
アニメ版グリンチの冒頭では、”空想でも幻想でも妄想でもない村”というナレーションが入ります。
しかし、グリンチの正体については何も説明はありません。
なぜ毛むくじゃらなのか、人間なのか、疑問は残るばかりです。
しかし、映画では白髪染めを買ったり、犬を飼っていたり、緑の毛むくじゃらの洋服を着たり、機械を発明したり、ご飯を食べたりするんです。
つまり、人間と同じようなことをしています。
一方で、ドラえもんの道具のような便利な機械を発明して生活を送っているため、人間離れした知識と技術を持っていたりします。
村の人たちも、グリンチの見た目について触れることなく会話します。
絵本やアニメの世界ですし、空想でも幻想でも妄想でもない村の設定なので、何者か分からないグリンチの見た目が、より一層、魔法のように不思議な世界観を表現しているように思いました。
グリンチってなぜ緑色なの?
アメリカが原作ですので、アメリカの緑のイメージについて調べました。
すると、欧米で緑は、毒、怪物、嫉妬というマイナスイメージを持つこともあるそうです。
他界後人体に現れる斑点が緑色、毒物が青緑色だからなどと言われています。
また、中世ヨーロッパで緑は、若さや青春などを表す反面、悪魔や醜さを表す色でもあるそうです。
これらの理由から、アメリカの魔女は緑色をしていたり、人から恐れられる醜いものは緑色で表現されているそうです。
これはあくまで予想ですが、グリンチの性格がひねくれている、みんなが楽しみにしているクリスマスを盗もうとしているということを表現するために、緑色で描かれているとも考えられますね。
まとめ
グリンチは、孤独な幼少時代のさみしい記憶から自分の心を守るために、クリスマスが嫌いになってしまったということがわかりました。
そして、アニメ版と実写版でクリスマスを嫌いな理由が違うこともわかりました。
グリンチの正体は何の生き物なのか、緑色の理由について調べましたが、具体的に説明がなく、実態は不明のままです。
原作がアメリカの絵本であり、日本にはない文化が生み出したキャラクターとも言えると思いました。
グリンチがクリスマスを嫌いな理由なぜ?グリンチの正体や何の生き物なのか、緑の理由についても調査しお伝えしました!