フルタイムで働くナースママさん、わが子と一緒にいるときは、どのような気持ちで過ごしていますか?
フルタイムで働くナースのストレスは、肉体的にも精神的にもとても大きいと思います。
自分の将来のため、家族のために、フルタイムで働くナースも多いと思います。
フルタイムで働いていると、子どもとの時間は1日で朝の1時間と夜の3~4時間程度。
残業があったり通勤に時間がかかると、もっと短い時間になりますね。
子どもとの時間は、ママにとって家にいる時間。
家にいる時間はママにとってご飯を作ったり洗濯したり、家事をしなければいけない時間でもあります。
そんな中、ご飯を作らないといけないけど、子どもが一緒に遊ぼうと誘ってきたり。
早くご飯を済ませてお風呂に入ってほしいけど、ダラダラ遊びながら食べるので食事に1時間かかったり、お風呂で遊んでばかりで全然あがってこなかったり。
早く寝かせたいけど、もっと遊びたいと駄々をこねたり。
子どもの相手をしてあげたいけど、また明日があるからそうもいかない。
そんなジレンマをもっている方に今回は、子供との関わり方のポイント、帰宅後の工夫を紹介していきます!
フルタイムナースママの子どもとの大事な関わり
フルタイムナースママだった私が、どのようにして子どもと過ごしていたか、早速ご紹介していきます。
子どもとのコミュニケーション
朝起きて、「早く食べて!」「早く準備して!」ばかりになっていませんか?
帰宅後、疲労感でいっぱいなのに、夕飯作らないと…何作ろう…と悩んでばかりになっていませんか?
子どもには「早く帰るよ!」「早く歩いて!」と”早く!”が口癖になっていませんか?
あれもしなきゃ、これもしなきゃで、ついつい生活の中が「やらねば」のタスクであふれ、子どもとの触れ合いは二の次になってしまいます。
お子さんと『会話』できていますか?
お子さんは、ママもパパも大好きだし、頑張って保育園で過ごした分、甘えたくなるし、話したいこともたくさんあります。
5分でも10分でもいいので、お子さんの話を聞くことに集中してあげると、かわいい顔、一生懸命お話している姿が愛おしくなり、癒されましたよ。
スキンシップ
コミュニケーションをとるとき、非言語的コミュニケーションと言われる、タッチングや笑顔など、患者さんに実践されていることをお子さんにしてあげて下さい。
仕事でやっていること、家ではどうしてもできないんですよね。
どうしても疲れているので、笑えないし、保育園後は早く帰宅したいのに遊びだすしで、私もよくイライラしていました。
そんなときは、ぎゅっとして「今日も頑張ったね。ありがとう。大好き」と笑顔で伝えるだけでも、お子さんは安心しますよ。
タッチングの効果はやっぱり絶大!!
私が疲れ果てて笑顔が作れなかったときは、子どもの体をコチョコチョくすぐって、みんなで大笑いしてストレス発散♪なんてこともしていましたよ。
休日の過ごし方
たまった家事を終わらせたい、明日に備えたい、などもあると思いますが、できるだけ外遊びに付き合いましょう。
なぜかというと、家にいると、家事がやりたくなるからです。
あえてお出かけして、子どもの相手をするしかない状況を作ります。
そして、可能であれば、ママも一緒に体を動かすと、気分転換にもなります。
そうすれば、子どもも体を動かして疲れるので、その後うまくいけばお昼寝をしてくれたり、満足して一人遊びをしてくれることも。
そうなれば、家事や自分の時間が取りやすくなりますね!
週末の休みであれば、夫やママ友、親戚を誘うのも楽しそうですね。
平日の休み、子どもを保育園に預けることは悪いことではないですよ!
自分一人の時間を確保し、リフレッシュすることで、保育園後はいつも以上に遊んだり、公園に寄り道したりでき、子どもと特別な時間を過ごすことができますからね。
完璧な家事を求めない
これがイライラする理由No.1ではないでしょうか。
ちゃんとしたいけどできない。
できないから落ち込む。
そして夫に八つ当たり・・・笑
どんどん負の連鎖が起こり、物事が悪い方向に進んでしまいます!
乾燥付きの洗濯機や食洗器、家事代行、夫など、頼れるものは頼りましょう!と、よく言われると思います。
もちろん、自分ができない分機械やプロに頼んだりしていいと思います!
でもそれ以上に大事なことは、フルタイム労働で育児をしているので、理想とされる家事はできないと思っておいた方がいいです!
これだけでも、かなり気持ちが楽になります。
やらなきゃ!と思っていると、できないとき落ち込んでしまいます。
私は、職場でちゃんと家事をこなして働いているという同僚の話を聞いたり、「やるべき」という記事を見かけたりすると、できない自分が悪い…と落ち込んでいました。
最悪な場合、言うことを聞かない子どものせいにしていました。
そうなってしまう前に、完璧な家事は不可能なことだと納得した上で、できたところに目を向けて下さい!
忙しいのに、私、頑張ってるなぁ…っていうところ、いっぱいありますよ。
自分で自分をどんどん褒めてあげましょう♡
できない自分にもいいねしてあげて、子どもと過ごせる貴重な時間を楽しみましょう!
完璧なママにならなくても、大丈夫。
働きながら家事をすることの大変さを、家族にわかってもらうことの方が大事です。
子どもが大きくなれば、子どもにも家事を手伝ってもらい、家のことは家族で協力できる関係性が作れるといいですね。
子どもが社会人になったとき、「家のことは家族で協力するのは当たり前」という考え方を持ってくれると、うれしく思います。
フルタイムナースママの帰宅後の工夫
フルタイムナースママだった私が、帰宅後はどのように工夫していたか、ご紹介していきます。
まず帰宅して5分は子どもと向き合う。
どうですか?
5分だけ、と思ったら、できそうですか?
家のことはやらないし、他のことも考えない。
とにかく5分は、子どもとの触れ合いに全力投球します。
帰宅後が一番甘えてくるし、何もできなくて困っていたので、私もやってみたんです。
5分って意外と長いですよ~。
そして、子どもはその5分の触れ合いでほとんど満足するようで、5分経つ前に親から離れて他のおもちゃで遊び始めてしまうこともあったんです!
話をある程度理解できるお子さんでしたら、
「何時までは〇〇ちゃんのお話聞くし少し遊べるよ!時計の針がいくつになったらママはご飯の準備するね。」と先に説明しておくと、聞いてくれる時もあります。
このように、まずは子どもと向き合うことで、その後スムーズに家事ができることがありました。
しかし、これは絶対ではありません。
子どもも大人も、その日の気分やストレスで、うまくいったりいかなかったり。
我慢できなかったり。
そして、家事は邪魔されるもの。
そう思っていた方が、イライラしなくて済みます。
そんなときは、おかずを一つ減らしたり、買ってきたりしてましたよ。
すぐに食べられるおにぎりやパン、野菜を準備する
ママがおなかを空かせて帰宅するように、子どもたちもお腹が空いていて機嫌が悪い可能性もあります。
そこで、すぐに食べられるものを子供に食べさせてるうちにおかずを作ってしまうのも手です。
我が家では、ご飯大好きな兄にはおにぎりを、そうでない妹には、彼女の好きなキュウリ、トマト、バナナなどを丸々一個持たせてかじらせていました。
先にご飯や野菜だけ食べさせたと思えば、お菓子をあげるより罪悪感はありません。
食べている間は静かです。
料理もはかどりますよ!
寝る前の絵本の読み聞かせ
これだけは毎日欠かさずやりました。
入眠儀式のようにもなるので、『薄暗い部屋で本を読む=寝る準備』と子どもにも自然とインプットされるので、オススメです。
絵本は子どもたちと非日常の世界を想像して楽しめる、素敵なものです。
そして、本を読むママの声が、子どもたちに安心感を与えます。
本が身近にあると、子ども達も自然に本を読むようになります。
寝る前の絵本の読み聞かせは、様々なところでオススメされているので、ご家庭のルーティンになっているところも多いかと思います。
毎日読んでいると、気に入った絵本があったり、興味を示す内容が分かったり、親も懐かしい内容だったり、色々な発見があります。
そして、何年後かに絵本を見ると、子ども達が内容を覚えていてくれていて、驚きと同時に、とてもうれしく感動した思い出になりました。
今子どもたちは小学校中学年~高学年ですが、未だに読み聞かせは続けています。
時々子どもが読んでくれたりして、音読の練習にもなっています。
まとめ
いかがでしたか?
できそうなこと、やってみたい方法があれば、是非試してみてください!
私はこれらをすることで、限られた子どもとの時間を、かけがえのない幸せを実感しながら過ごすことができましたよ。
子どもと過ごす時間が短くても大丈夫です。
量より質です!
しっかり向き合う時間を確保しながら、できる範囲で自分にいいね!をあげてください。
きっと、自分の気持ちが楽になり、お子さんの笑顔が増え、お子さんの笑顔をみてかわいいと思えるようになりますよ!
フルタイムナースママの子供との大事な関わり方と帰宅後の工夫についてご紹介しました!