学校を休んだその日に、「習い事には行きたい!」と言われたら、どうしますか?
ちょっと困惑しますよね?
逆に「今日は行きたくない」ということもあります。
このように言われたら、皆さんはどのように対処しますか?
習い事に関して、親は、判断に迷うことが多々あると思います。
毎回ルンルンで行ってくれると助かるんですけどね。
習い事行っていい?休んでいい?どのように対応すればいいか、考察したいと思います。
学校休んで習い事は行く?
学校を欠席した日に習い事やお稽古に行ってもいいのか、考えてみました。
学校を休むこと
最近まではコロナの影響で、「風邪症状があれば、学校に来ないで下さい」と言われていました。
コロナ前は、少し風邪をひいたくらいだったら学校に行かせていましたが、最近はそうもいきませんでした。
今は不登校も増加しており、担任の先生と相談して、子どものペースで学校に通っている子もいます。
様々な理由から、私が子供の頃と比べて、学校を休むことは良くないことと考えている人は少なくなっているように思います。
だからといって、義務教育を疎かにしていいと言っているわけではありません。
習い事に通いたい子ども
習い事を始めた理由は、子どもがやりたいからでしょうか。
何であれ、続けていると、楽しい、友達ができて嬉しい、もっと上手になりたいなどの感情を持つ子もいるでしょう。
いずれにしても、お稽古行く!やりたい!というのは、裏表のないストレートな感情なのだと思います。
朝はお腹が痛かったけど、午後にはもう良くなって痛くないから行く。
お稽古はやりたいし友達に会えるから行きたい!
そこに学校は関係ありません。
学校とは異なる子供の世界、居場所ができてるんですよね。
親としての思い
学校に行かない理由が体調不良など分かりやすいものであれば、習い事に行かせるか休ませるかどうしようと、迷うことはないと思います。
なぜ悩むのか。
きっと、子どもの気持ちの問題や、親の都合が理由だからではないでしょうか。
学校を休んでいた人をその日に街中で見かけると、「あれ、どうしたのかな?」と思ったり声をかけたりしませんか?
そう言われると嫌だなぁ、ちょっとめんどくさいなぁと思ってしまいます。
また、「親は何やってるの?!非常識」なんて思われるかなと、親のメンツみたいなものを私は考えてしましました。
つまり、世間体を気にしているのです。
親は、習い事と学校を一緒に考えているのかもしれません。
子どもの気持ちと向き合ったとき、世間体は重要でしょうか。
学校に行かないからといって、その日一日家に引きこもらなければならないのか。
学校の先生や子ども達の話を聞くと、学校は行かないけど習い事には行っている子ども、しばしば見られるそうです。
あまり悩まず、行っていいのかもしれませんよ。
習い事に行きたくないけど辞めたくない時の対処法は?
今度は、習い事に行きたくないけど辞めたくない場合、親として何ができるか、子供とどう関わってけばいいのか、考えていきたいと思います。
習い事に行きたくない気持ち
習いたいと言って始めたのに、休む?!
親は困惑しますが、子どもの気持ちを考えてみましょう。
私は小学生の頃、ピアノとスイミングを習っていました。
ピアノは、だんだん曲が難しくなり、練習しても弾けなくなるし、そもそも家で練習するのもキライでした。
練習できてないから、曲が弾けないので、ピアノは行きたくなかったです。
また、スイミングは、着替えたり自分で行くのがめんどくさくて行きたくなかったです。
でも、両方とも親が辞めさせてくれず、渋々行ってました。
また、小5の息子にも聞いてみました。
ゲームをやる時間が短くなるから、体育館が暑くて練習がキツイから、嫌いな練習があるから、だそうです。
何事も続けていると、なかなかうまくいかないこと、他の子と比べてできないことなど、続けていくうちに乗り越える壁が出てきますね。
壁を乗り越えるための練習は、なかな成果がでません。
おもしろくない。きつい。
ネガティブな感情に支配されると、行きたくなくなってしまうのでしょう。
行きたくない=辞めたいわけではない?!
今日は他のことがやりたい、お稽古や塾の気分じゃないと、ただ言っているだけの場合もあります。
我が家の小学生の子どもたちも、よく言います。
そんなとき、行きたくないと言っていることに怒るのではなく、その言葉の裏にはきっとワケがあるはずなので、どうしたの?と話を聞くようにしています。
本当に行きたくない理由がある場合、話を聞いてあげられますが、つまんない、練習がキツイと、愚痴のように言ってくるときもあります。
それを毎日のように聞いていると、さすがに私も苛立ってしまい、じゃあ辞めたいの?と聞いてしまうのですが…。
すると、楽しいこともあるから、辞めたいわけではないと答えます。
辞めるの?と聞いて辞めたいって言われたら困るのですが、つい聞いてしまいました。
しかし聞いたことで、子ども自身、心のなかで葛藤していることを知ることができました。
また、行ってみると意外と楽しかったとか、行ってよかったなどと言っていることもあります。
私の場合も、教えてもらうことで意外と弾けるようになったり、泳ぐタイムが速くなったりすると、またやりたい気持ちになります。
どこかに行く前におっくうな気分になるのは、よくあることですしね。
自分の気持ちを整理するために言っているだけかもしれません。
親はムキにならないように、気をつけましょう。
親としての思い
先程、私はピアノもスイミングも辞めたかった。
でも辞めさせてもらえず、続けていたとお伝えしました。
渋々続けていたピアノとスイミングですが、今となっては辞めなくて良かったと思っています。
ピアノは趣味で弾きたい曲が弾けますし、スイミングも、ひと通りは泳げるようになったからです。
他にも、子どもの頃習ったスポーツや音楽などが大人になってからコミュニティを持つきっかけになっているという話をよく聞きます。
親は、習い事を続けることで得られる、技術的なことや精神的に強くなれることをある程度予想できます。
しかし子どもは、よくわからないまま、言われるがまま、目の前のことしか見えていません。
親としては、頑張って続けてほしい、休まず行って欲しいと思いますよね。
スモールステップで目当てを決める
この方法はオススメです。
重要なことは、子どもに考えさせることです。
我が家はこれで、愚痴を言うことが激減しました。
今、自分が頑張ることで何ができるようになるのか、何ができるようになりたいのか、そのためにはどうすればいいのか。
振り返ったり考えたりすることで冷静になり、親も子どもの現状を把握できます。
大人もそうだと思いますが、ゴールを決めた方がモチベーションが上がって、嫌だと思っても頑張れませんか?
続けるって、私たち大人にとっても、すごく難しいことです。
難しいから辞めるのではなく、どうやったら続けられるのか、ポジティブに考えられるようになります。
「プロ野球選手になる!」「コンクールで優勝する!」など夢のようなものだとなかなか達成されないので、モチベーション維持が難しいです。
その夢があるから頑張れるならいいのですが、そういう子は少ないように思います。
わかりやすく、すぐにできそうな目当てがいいと思います!
大きな声で挨拶する、一生懸命走るとか、ささいなことで充分です。
オススメなので試してみて下さい!
家族で話題にする
普段の会話の中に、具体的に習い事の話を盛り込むのです。
お母さんは毎日本当に忙しいので、毎回練習に付き合えるといいのですが、なかなかそうもいきません。
日常の会話に取り入れ、家族で興味を持ち、楽しむのです。
一緒にテレビで放映されてるプロの試合を鑑賞したり、新聞やネットの記事を見たりするのもいいですね。
中学生になるまでは特に、家族で楽しめるのが一番の解決策かもしれません。
まとめ
学校に行かないのにお稽古や練習は行っていい?
辞めた方がいい?
親としては頭が痛いです。
そんな方のヒントになると嬉しいです。
学校休んで習い事は行く?習い事に行きたくないけど辞めたくない時の対処法は?についてお届けしました。