剣道を習っている小学生を持つお父さん、お母さん。
お子さんの剣道の試合結果はどうですか?
いくら練習しても、なかなか勝てない…1本すら取れない…。
そんなこと、ありませんか?
頑張って練習すればいつか勝てる。
そう思って子どもは剣道に励み、親も応援しています。
しかし、いつまでたっても勝てる姿が見られないと、この子は剣道の素質がないのかな?センスがないのかな?なんて、考えてしまいますよね。
私も、なかなか1本が取れない小学5年生の息子を見て、思い悩んでいる1人です。
剣道には詳しくないので、勝つためには素質やセンスが必要なのか、情報を集めてみました。
私と同じお悩みがある方に、お役に立てたらと思います。
低学年に素質は必要なの?
剣道をやるために、低学年のうちから素質は必要なのでしょうか。
もし子どもに素質がないと思ったら?
そもそも自分の子どもに何の素質があるか、わかりますか?
テレビでオリンピック選手を見ていると、幼いころから活躍していたなどと聞くので、子どもの素質を見抜いてあげたいと思うのは親心。
「こうなって欲しい」という願いはあると思います。
色々な遊びから、得意不得意や子どもの特性、好きなことはわかるかもしれません。
いざ子どもに習わせてみて、あれっ?素質なかったのかな?とか、おっ、素質がありそうだな!ということがなんとなくわかります。
実際に我が家の小学生2人が剣道を始めたころ、剣筋がいいと、いわゆる素質があると言われたのは小2妹。
しかし、練習に身が入らず、なかなか上達しません。
今は、いわゆる素質があるとは思わなかった小5兄の方が、頑張って練習していますし、褒められることが多いです。
素質があると剣道の先生に言われた当時、私にはよくわかりませんでした。
素質がないと思われた兄ですが、練習を続けることで確実に上達しています。
心も体も成長期
剣を相手より早く振れる、足が速いなどの体力面の差で、低学年のうちから試合に勝てる子もいるかもしれません。
ある意味、運動に向いている素質はあるのかもしれません。
しかし、小学生のうちは心も体もまだまだ成長期。
身長の伸び方にも個人差があり、体格や筋力も未熟です。
集中力が持たなかったり、話を聞いていなかったり、本人の性格の特性が強く出て、我慢強くなかったりします。
そもそも、小学校低学年のうちから素質を見抜くのは難しいかもしれませんね。
上達するには楽しむが1番
大人もそうですよね?
子どもが剣を振るのが好き、友達が剣道を習っている、子どもに礼儀を教えたいなど様々な理由で、子ども達は剣道を習い始めたと思います。
せっかく始めた剣道。
幼い頃に楽しい気持ちを育めると、思春期や青年期に成長しても、とことん練習に励むことができるかなと思います。
いくら素質があると思ったとしても、楽しくなければ長続きしません。
親は子どもの1番のサポーター
素質云々の前に、本人にやる気はありますか?
習い始めた頃、最初は楽しくても、相手に向かってこられて打たれるのが少し怖かったり、とにかく痛かったり。
毎日素振りをしたり休まず稽古に通ったりしているのに、試合では勝てずに落ち込んだり。
続けているうちに、辛いこと、苦しいことが必ずあります。
なかなか勝てないと、親はもどかしくなってきます。
でも、勝つことが全てではないんですよね。
勝つために頑張って練習に励んだこと、続けたこと、1つのことに全力で取り組む姿勢、どれも人生には必要なことです。
小学生のときに勝てなくても、頑張って練習していると、ある時急に勝てるようになるそうです。
泣くぐらい悔しい、本人なりに戦って頑張っているのです。
泣かない=良いこと、勝つ=良いことではありません。
親は勝ち負けにこだわらず、子どもの1番の応援団として、励ましてあげたいですね。
我が家でも、悔しくてよく泣いています。
そんな時は、頑張りを労い、悔しい気持ちに共感しています。
おいしいものを食べさせ、ぐっすり眠れるように環境を整えます。
しっかり悔しがったら、気分もすっきりするでしょう。
悔しい気持ちを乗り越えて、これからも日々の練習に励んでいけるよう、そっと背中を押してあげたいものです。
これから暑くて辛い稽古が待っています。
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小学生が剣道で勝てないのはセンスがないから?
小学生が勝てないのはセンスの問題なのか、考察したいと思います。
剣道のセンスって何だろう
剣道稽古の内容は、大人も子どもも大差なく、やっていることは同じです。
同じことをやっているのですが、大人の方が勢いがあり、動きもキレッキレで、パワーもあります。
また、子どもたちの竹刀の振り方1つにしても、真っ直ぐ振れる子とそうでない子がいます。
変な竹刀の振り方の「クセ」がついてしまったり、力任せに振ったりしている子もいます。
同じことを教わっても、すぐできる子と、なかなかできいない子がいます。
やはり、飲み込みが早いとセンスがいいと言われるのでしょうか。
ということは、教わったことが出来るようになるまで時間がかかると、センスが無いのでしょうか?
本能的に相手のスキを上手に突ける子は、センスがいいのでしょうか。
小学生は基礎練習の積み重ねが大事
全然勝てない子どもを見て、1度剣道の先生に理由を聞いたことがあります。
すると、目からウロコの答えが返ってきました。
それは、”面をキレイに力強く踏み込んで打つ”という基礎を教えているから、勝つための剣道は教えていないというものでした。
試合に出るのに、勝つ剣道をしないの?
そう思いました。
さらに理由を聞きました。
中学〜高校生になると、勝つための素早い、手首を使った「面」を打つことになるそうです。
その時に、基礎がちゃんとできてないと、1本取れる「面」が打てないというのです。
だから小学生のうちに、しっかりと相手に向かって基礎的な「面」を打てるように練習するそうです。
私は初耳で驚いたのですが、子ども達はこのことを知っているのかな?と思いました。
試合に出たら、やっぱり勝ちたいと思うと思います。
負けてばかりだと、子どもも面白くありません。
「試合に勝つことばかりが全てではない。普段先生から指導されていることが試合でできたか?」
そのように試合後、先生がおっしゃっていました。
練習で攻めてこない先生を相手に打つのと、相手が向かって打ってくる試合とでは、全く気持ちが違うのでしょうね。
試合稽古となると相手が向かってくるので、身についている動作でないと、できなくなってしまいそうです。
小学生のうちは、基礎的なところをしっかりと身につけ、普段やっていることを試合で発揮する練習をしているのかなと思いました。
親は、小学生のうちは、基礎練習の積み重ねの大事さを子どもに伝えることが大切なのかな、と思いました。
「勝つ剣道」があるらしい
試合に勝つとなると、やはり1対1の勝負。
駆け引きがあります。
相手の動きに合わせて、こちらも技を出さないといけません。
相手に向かって思いっきり振りかぶって「面」を打っていても、勝つことは難しいでしょう。
相手が技を出そうとしたところを狙う、など勝つための剣道があるようです。
しかし、小学生達には少し難しいのかもしれません。
相手がこうしてきたらこう攻めるという戦いのノウハウのようなもの、頭でわかっていてもなかなかできるものではありません。
ある程度練習を積み重ねて、剣道の動きを体にしみ込ませないと難しそうです。
また、練習ではできても、試合となるとそうはいかないかもしれません。
試合という特別な環境で、色々考えすぎて動けなくなる可能性があります。
そもそも、素早いスピードで動く筋力が身についてなかったり、やはり基本の練習が不十分で、キレイに技が決まらなかったりします。
小学生のうちから勝つ剣道を教えていると、今は勝てるかもしれません。
しかし、長い目で見ると、基本が未熟なのでだんだんと勝てなくなってくるそうです。
やはり基本がしっかり身についている方が、小学生以降、あとが伸びるようです。
小学生のうちは勝つための剣道は教えないという先生が多いのが現状です。
まとめ
小学生の子どもが剣道で負けてばかりだと、親としても何とかならないかと、思い悩んでしまいますね。
しかし、小学生の子どもが勝てないのは、素質やセンスの問題ではなさそうです。
剣道が楽しく続けられるよう、気長にサポートしていきたいと思います。
剣道で低学年に素質は必要?小学生が試合に勝てないのはセンスがないから?についてお届けしました。
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